きき酒選手権

9月1日、宮城県酒造組合にて、きき酒選手権が行われました。
日本酒を趣味にして以来、良い酒屋さんとの出会い、お蔵さん巡りで多くを学び、インターネット上でたくさんのお友達ができました。さらにその次、次の楽しいことは? 
こうして、以前から興味のあった「きき酒」に挑戦することにしたのです。さてさて、どんなことになりますことやら〜。
今年のきき酒選手権は公募制。新聞に募集記事があったのだそうです。80名の早い者勝ち。何も知らない私は(^_^; 行きつけの居酒屋さん「海鮮料理 絆」さんに相談してみました。「去年まではウチでも予選会やっていたんだけど、今年はないんだよ。まだ、空きがあるか問い合わせてみてあげるよ」というこにになり、なんとか滑り込むことに成功。
選手権まで1週間をきった頃、親方の親切で練習をさせていただいちゃいました。4品目テストで2回中2回、6品目テストで2回中1回、全問正解をやってのけた(笑) こ、これは! 「なんでも旨い」男で通っていた私もかなり浮かれる。
後に言う、ぬか喜びである(笑)
古めかしいコンクリート打ちの、いかにも役場的な造りが酒造組合会館。気持ちが先走ったのか受け付け時間より30分も早く到着(^_^;; 待合室である和室にも一番乗りだ。やる気っすよ、やる気っ!!
宮城県の純米酒の県宣言にまつわる話や、例年のきき酒の傾向などの話をいただく。「甘口、辛口、純米酒、生酒などがありそれを利き分けていただきます。」 続いて、技術担当の方からきき酒の記入法を教わる。嗜好順位法と言って、好きな順番にお酒に1〜6までの数字を振って、順番が違って並べられている2つのテーブルで試すのだという。 「毎年満点が多いので、今回はいつもより難しくしています」 ・・
ぬわぁ〜にぃ〜っ!

今年は参加者多数のためお酒のサーバはなく、瓶から直に注ぐシステムになっていました。しかも1テーブル6種類の酒に群がる10人。7〜8分の内に全種類の味を確かめメモします。10人の大人が入れ替わり立ち替わり・・うぉ〜どいてくれ〜。瓶は元の場所にもどしてくれ〜(^_^;; こんな状況で純粋に味を調べることは可能なのか〜。
2つ目のテーブルに移動、再度味の確認。うがーっ、全然違う〜。こんなに香りが強かったか? 味が濃かったっけか? 酒温があがったのか、単なる麻痺か・・残り1分。味の違いも分からぬまま、記入。

恐ろしいことに全然当たった気がしない(笑)
何しろ残り数十秒で5番が二つあることに気がつき、直したくらいだから・・。「同じ酒を選ぶ」ということに全然時間が使えませんでした。名前と住所を確認するのがギリギリ。本当にパニック状態でした。
本当に2つのテーブルにあった酒は一緒のものなのか?それ以前に6つの酒は本当に違うものなのか? あああ〜疑わなくていいところを疑ってしまう〜。
私の答えは左の解答用紙をクリック。
解答を聞いてビックリ!! うぉぉぉぉ〜、ずんげー難しいやんけ。 こんなの時間があっても分からんぞ〜 (^_^;

かくして打ちひしがれたまま大会が終了。勝山館のお料理と各蔵自慢のお酒を囲んでの懇親会と表彰式が行われる。返される解答用紙、「全問不正解」の死刑宣告。点数は68点ついてはいるけども全問不正解であることにはかわりがない。よ、よもやここまでひどいとは・・ (^_^;
今日の会の仕事に来ていた、蔵元で働くお友達が近寄ってきた。「竹丸さぁ〜ん、全問外す方が難しいですよぉ ぷぷぷ」「 お酒飲むの無駄じゃないんですかぁ〜 ひひひ」「大五郎でいいですよね、
いひひ」
ムキー、ムキー ぐやじいぃぃっ。ギリギリギリ(笑)
来年こそは、来年こそは〜っ。この一年間「違いの分からぬ男」の十字架を背負っていくのか、重い、重すぎるぞ(笑)

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